i-Constructionで求められる「3次元出来形計測」は、従来の断面測量に代わり点群データで施工精度を確認する手法です。ドローン測量(UAV写真測量)を活用すると、広範囲を短時間・低コストで計測できます。本記事では実施手順から帳票作成まで詳しく解説します。
1. 3次元出来形計測とは
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出来形管理とは「設計図書と実際の施工形状を比較して、許容範囲内に収まっているかを確認する作業」です。従来は断面ごとにTSで高さや幅を計測していましたが、3次元出来形計測ではドローンや地上型スキャナで取得した点群データ(数百万点)を設計面と比較します。
国土交通省の「UAV(ドローン)を用いた出来形管理要領(土工編)」に基づいて実施することで、ICT活用工事の出来形管理書類として認められます。
2. ドローン出来形計測の特徴
広範囲を一度に計測できる
1フライト(30〜60分)で数ha〜数十haの範囲を計測できます。従来のTS測量では数日かかる範囲も半日で完了するケースが多く、工程短縮に直結します。
高精度な点群データ
RTK対応ドローン(DJI Matrice 350 RTK等)を使用することで、水平±3cm・垂直±5cm程度の精度を確保できます。地上にGCPを配置することで、さらに精度を向上させることも可能です。
施工段階ごとの繰り返し計測が容易
盛土・切土の進捗に合わせて複数回計測し、設計面との差分を可視化することで、施工品質の継続的な管理が可能です。
3. 実施手順
STEP 1:GCP(地上基準点)の設置
現地に4〜8点程度のGCPをGNSS測量機で設置します。座標系は施工エリアの平面直角座標系に統一します。RTKドローンを使用する場合でも、GCPによる後検証(チェックポイント計測)を行うことが推奨されます。
STEP 2:ドローンによる空撮(写真測量)
設計されたフライトパスに沿って自動飛行し、オーバーラップ80%以上・サイドラップ60%以上で空撮します。高度・速度・シャッタースピードを現場条件(風・光量・障害物)に合わせて調整します。
STEP 3:点群データの生成(SfM処理)
空撮画像をMetashapeやPix4Dmapperなどのフォトグラメトリソフトで処理し、高密度点群(DSM)を生成します。GCPを使った精度確認を行い、要求精度を満たしているかチェックします。
STEP 4:設計面との差分比較
生成した点群(現況面)と3次元設計データ(LandXML形式)を出来形管理ソフト(TREND-POINT、FieldWorksなど)に読み込み、各点での設計面との差分(残差)を算出します。許容値(±50mm程度が多い)との比較を行います。
STEP 5:出来形帳票の作成
差分コンター図(色分けマップ)・横断図比較・統計値(最大・最小・平均残差)を含む出来形管理帳票を作成します。国交省要領に準拠した様式で整備し、監督員に提出します。
4. 帳票に記載すべき項目
UAVを用いた出来形管理要領では、以下の項目を帳票に記録することが求められています。
- 計測日時・天候・使用機器(型番・シリアル番号)
- GCPの座標値と精度確認結果(RMS誤差)
- 点群データのファイル名・取得点数・解像度
- 設計面との差分統計(平均値・標準偏差・最大値・最小値)
- 差分コンターマップ(施工範囲全体)
- 横断方向の断面比較図
5. ドローン出来形計測が適さないケース
ドローン出来形計測はすべての状況に適しているわけではありません。以下のケースでは地上型スキャナやTS測量との組み合わせを検討してください。
- 樹木・構造物の陰で見通しが取れない箇所
- 飛行禁止区域・規制空域内の現場
- 狭小な構造物(ボックスカルバート内部など)
- 悪天候(強風・降雨・低視程)時
6. 費用と工期の目安
東海エアサービスのドローン出来形計測の標準的な費用・工期は下記のとおりです(現場条件により変動)。
- 計測費用:15万円〜(面積・GCP数・解析仕様による)
- 現地作業:半日〜1日
- データ納品:計測後3〜5営業日
- 精度:水平±3cm・垂直±5cm
実績218件以上。3次元計測(LiDAR含む)は25万円〜で対応しています。
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ドローン測量:15万円〜 / 3次元計測:25万円〜 / 精度 水平±3cm・垂直±5cm
TEL: 050-7117-7141 Email: info@tokaiair.com